★ かなりグロテスクな画像が出てきますので気分が悪くなる人は見飛ばしてください★90センチのイベリアトゲイモリテラリウムでのお話。
昨年の11月20日の出来事でした。
20センチ超のオス2匹、メス2匹。そのうちのオス1匹がいつも同じ場所に居た。
マツモとアナカリスがボウボウの場所にずーっと。
おかしいな?と思いつつそのまま数日。
それでも動くことがない。
そこで強制的に動かしてみることに。
あれ!でも動かない。一定の範囲しか動かない。
何度も動かそうとするがもがくだけ!
そのとき!水が赤くなった! すぐに血液とわかりました。
おかしい!何かがおかしい! マツモとアナカリスの群生を除きました。
首が! 首か引っ張られていてそこから血が!
テグスだとすぐにわかりました。
流木にウイローモスを巻きつけたテグスが水中に落ちていた。
そこへ通りかかったイベリアの首にテグスが巻きついていた。
それが分からず、マツモ、アナカリスに邪魔されて分からなかった。
知らずに無理に引っ張った。
大変だ! まずはもがくイベリアを取り上げることが急務。
テグスをハサミで切り離隔。
見るも無残なイベリア。片方前脚から反対の脇にテグスが食い込んでいた。
バタバタもがくイベリア。
かわいそうなことをした(--,)
緊急手術です。
食い込んだテグスを切らないと締め付けられたまま。
細かい作業です。
慎重にピンセットでテグスを引っ張る。小さなハサミで素早く切る。
間違って身を切ったりしたら大変なこと。
流れ出る血液で視界が悪い。
なんとか巻きついたテグスは完全に切り取りました。
ここから問題です。
あれこれ考えましたが緊急を要する。
イソジンをほんの数滴いれたケースで消毒。
イベリアだから無理して出来る処置かも。
ウパなら絶対に危険でしょう。
やや落ち着いたようです。
巻きついたテグスがかなり痛かった!
次に塩の登場。
丸1日出血は止まりませんでした。
翌日、完全に出血が止まったときの画像。
完全に首が取れかけています。
口からモノを食べて胃にまで達する器官などに損傷があればお手上げでしょう。
でも生きています。しっかり生きています。
そして塩で薬浴を繰り返し10日目。
かなり身が盛ってきたのが分かります。
この頃には食欲も出てきて毎日餌を食べていました。
もう大丈夫です(^○^)
それから2ヶ月後。昨日の画像です。
左肩から右脇にかけて薄く傷跡が残っていますが完治です。
長い入院生活で太りました(笑)
そして今朝、退院です。
元のイベリアテラリウムに戻りました。
そして!さっそくですか~!!
長らく入院していたので久しぶりにメスに会った!
おもいっきし求愛行動に出ていました(笑)
上がメスで下がオスです。
でも本当によかったです。ちょっとした飼い主のミスで危うく命を絶たすことになってたのです。
もっと早くに発見していたらよかったと悔やまれますが、処置もよかったのか回復したのが嬉しいです。
またオス2匹メス2匹の2ペア~となりました。
今春には再び多くの子孫を残してくれるでしょう。