ここ数日でガーンと水温が下がりました!
ガーン!とまたしても!イベリアトゲイモリが産卵を始めました!
一昨日~今日にかけて、数は少ない目ながら少しずつ産み続けているようです。
5歳になる貫禄のメス。
抱卵もここまでなると限界なのでしょう!
搾り出すように2~3粒ずつ産みつけていきます。
さて、イベリアトゲイモリ、熟成されれば雌雄は誰の目から見ても一目瞭然。
しかしながら1年未満~若い個体では、なかなか見分けがつかない、そんな質問をちょくちょく受けました。
そこで雌雄の違いを個体別に見ていきたいと思います。
典型的な例として。
この個体は1年未満ながら♂の特徴が明確に出ています。
同じ♂、尻尾が見事に鞭状態です。
アカハライモリもこれに近いのではないでしょうか。
イモリの特徴だと思います。
別な個体。この子も尾の形状から見て♂だと思います。
尾はさほど長くはありません。
1年未満ということで今後成長していくでしょう。
成熟した♂。
百戦錬磨の♂です。5歳。
腕の付け根、人で言えば二の腕という部分がもりもりしています。
両肩が常にいかり肩
これは抱接行為を容易にするためにこうなっています。
こういう特徴はイベリアトゲイモリだけかと思います。
繁殖は四季を問いません。真夏を除けば四六時中行われる!と思っても間違いないぐらい盛ん!
主に秋~晩秋。早春~初夏まで。
抱接は常におこなわれます。
いつも♂は♀を狙ってます(笑)
なので、常に抱接をおこなえるように、いつもいかり肩なのです。
♀の特徴。
1年未満の♀と思われる個体。
非常にオーソドックスな体型をしています。
お腹がやや丸い感じがします。
それだけ特徴が少ないのが♀。
尾の形状から見て♀だと思います。
2年目以降の♀は抱卵での腹部の大きさが目立つようになります。
♀は常にグラマーです。
♂は常にほっそりしています。
我家の5歳の♀は2年目で産卵しました。
当時は雌雄別に飼育していたので当然のように無精卵。
その後、♂を入れることで有精卵を確実に産み落とすようになったのです。
殖やしたい!という目的があればよいけれど、後々のこと考えれば安易な繁殖はオススメしません。
つまり安易に容易に殖えていってしまいます。
目的がないのであれば雌雄別での飼育をオススメします。
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